粒々辛苦
粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)とは、こつこつと努力して物事を成し遂げるということである。粒々とは米の一粒一粒という意味だ。
出典は憫農詩(のうをあわれむのし)である。憫農詩は李紳(りしん)の作品だ。李紳は中唐の詩人である。
春種一粒粟、秋成萬顆子。四海無閒田、農夫猶餓死。鋤禾日當午、汗滴禾下土。誰知盤中餐、粒粒皆辛苦。春に種(ま)く一粒の粟、秋に成る萬顆の子(み)。四海閒田無けれど、農夫猶(な)ほ餓死するがごとし。禾(か)を鋤(す)きて日午に當たり、汗は禾(か)下の土に 滴(したたる)る。誰(たれ)か知らん盤中の餐、粒々皆な辛苦。
鋤をとって、稲を耕しているうちに、正午になった。汗が稲の根元の土に滴る。お椀の中のご飯の一粒一粒が、皆、農民の汗と辛苦の結晶だということを、誰が知っているだろうか。お米はたとえ一粒でも無駄にすまい。
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