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2009年3月 9日 (月)

洛陽紙価

 洛陽紙価(らくようのしか)とは、「洛陽の紙価高からしむ」という使い方で用いられる。著書が評判となり、盛んに売れて読まれることである。

 三都賦(さんとのふ)という書物からこの言葉は生まれた。三都賦は中国西晋の文学者、左思(さし)である。「洛陽紙価」という熟語自体のの出典は、以前に「月下氷人」で紹介した晋書だ。

 三都賦が洛陽で発表されると、人々はこぞって三都賦を筆写した。このため洛陽城内の紙の価格が高騰し、洛陽の紙面を高からしむという故事が生まれた。

 三都賦とは、三国時代の蜀、呉、魏、三都の状況や制度を書いたものである。左思はこれを書くため、多くの書物と現地調査で裏付けを行いながらトイレの中にも筆記具を置くほど熱心な活動を10年も続けた。ヒットを出すにはそれ程の努力が必要なのだ。

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