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2015年3月15日 (日)

自動車アセスメント

531.衝突安全

5311.自動車アセスメント(Car Assessment

 米国の弁護士ラルフ・ネーダーの提起により自動車の安全意識が高まり,1979年,米国では前方衝突安全性を評価するNCAP(New Car Assessment Programme)が実施され始めた.これは米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が衝突試験を実施し,政府5つ星評価(government 5-star ratings)を与えるものである.1996年,側面衝突安全性,2000年,転倒時安全性が加えられた.日本のJNCAP開始は1995年,前面と側面衝突安全性から開始され,2000年,オフセット前面衝突安全性能,2009年,後面衝突頚部保護性能試が追加された.

JNCAPでの前面衝突試験は,運転席と助手席にダミーを乗せた試験車を,55[km/h]でコンクリー卜製の障壁に正面衝突させ,そのときダミーの頭部,頚部,胸部,下肢部に受けた衝撃や室内の変形をもとに,乗員保護性能の度合いを5段階で評価する.オフセット前面衝突試験は,運転席と後部座席にダミーを乗せた試験車を、64[km/h]でアルミハニ力ムにオーバーラップ率40%で運転席側の一部を前面衝突させ,そのときダミーの頭部,頚部,胸部,後部座席ダミーの腹部,下肢部に受けた衝撃や室内の変形をもとに,乗員保護性能の度合いを5段階で評価する.側面衝突試験は,運転席にダミーを乗せた静止状態の試験車の運転席側に,質量950[kg]の台車を55[km/h]で衝突させ,そのときダミーの頭部,胸部,腹部,腰部に受けた衝撃をもとに,乗員保護性能の度合いを5段階で評価する.後面衝突頚部保護性能試験は,同一質量の自動車が停車中の自動車に32[km/h](速度変化20[km/h])で後面衝突したことを再現できる試験機を用い,運転席と助手席に乗せたダミーの頚部が受ける衝撃をもとに,頚部保護性能の度合いを4段階で評価する.なお,1998年,軽自動車の衝突速度が小型自動車と同じ基準に変更し,以降、アセスメントでの軽自動車と小型自動車以上は同レベルで評価されるようになった.

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