ロードノイズ(1)
7.3.2.ロードノイズ(road noise)
車内のロードノイズは,主に1000[Hz]以下の低周波ノイズが問題となる.これらのノイズは,500[Hz]以下のサスペンション部品からの伝播経路によるものと,500[Hz]以上の空気ノイズ経路を伝わるものの混合である.路面状態が良い場合は別として,一般的には部品からの伝搬経路によるノイズ量が多い.
車内のロードノイズは,250[Hz]付近で60〜65db]のピークを持ち,周波数が上がるについれ落ちて行く傾向がある.1000[Hz]以上のノイズレベルは,一般的に300[Hz]以下のノイズレベルより15[db]程度低い.
ロードノイズが低周波でピークを持つ理由は,次の要因による.
・車室内空間の音響モード
・タイヤ構造体の振動モード:タイヤの振動モードは一般的に200[Hz]以下である.それは,ゴムに埋め込まれたスチールコードブレーカーによる.ブレーカーはヤイヤの剛性を確保し,振動モードも決定する.
・およそ250[Hz]のタイヤ内腔の音響モード
| 固定リンク
コメント