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2015年6月17日 (水)

車内騒音(2)

 弾力性のあるエンジンマウントやアンダーカーペット等は,500[Hz]以下の周波数の伝播を制限する傾向がある.そのため,それ以上の周波数のノイズは空気ノイズ経路を介して侵入する.しかし,室内のシール(ドア,窓のシール等)が不十分な場合は,500[Hz]以下のノイズも空気ノイズ経路に乗って侵入する.

721.ノイズ経路解析(noise path analysis

車室内のノイズ低減策として,吸音材を添加すると特定の状況下では効果がある.吸音材の利点は,騒音源やノイズ経路に関わらず特定の周波数のノイズを低減することである.しかし,必ずしも効果があるとは限らない.そのため,ノイズ経路解析が重要となる.

ノイズ経路解析では,騒音源とと車室内へのノイズ経路を特定し,以下の様なノイズ低減案を実施することが出来る.

・エンジンからの固体伝播音:エンジンマウントの防振性変更,ダッシュやフロアの共鳴に対してダンパー効果のある部材を追加

・エンジンからの空気伝搬音:ダッシュやフロアへマットを追加

・路面からの固体伝搬音:タイヤ,サスペンション等のブッシュ変更

・タイヤからの空気伝搬音:タイヤ変更,ドアシールの改良

・排気系からの固体伝搬音:マフラーマウントの改良,トランクやフロアにマットを追加

・排気系からの空気伝搬:トランクやリア・フロアの振動特性変更,ドアシール変更

・吸気系からの固体伝搬音:吸気系のマウント改良

・吸気系からの空気伝搬音:フードへの吸音材追加,ドアシール変更

・風切り音:外装部品の形状変更,ドアシール変更

・エンジン補器ノイズ:フードへの吸音材追加等

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