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2015年7月 6日 (月)

EV(6)

822.ニッケル水素電池(nickel–metal hydride battery

ニッケル水素充電池は,正極に水酸化ニッケル,負極に水素や水素化合物,電解液に濃水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液を用いる二次電池である.放電時の負極の反応は,

MH + OH M + H2O + e

となって電子を放出し,正極では,

NiOOH + H2O + e Ni(OH)2 + OH

と電子を受け取る.また,充電時の負極の反応は,

M + H2O + e MH + OH

となって電子を受け取り,正極では,

Ni(OH)2 + OH NiOOH + H2O + e

となって電子を放出する.

 ニッケル水素電池は,ニッケルカドミウム電池のカドミウムを水素吸蔵合金に置き換えたものであり,長所としては次の点が挙げられる.

・有害物質であるカドミウムを含まない

・ニッケルカドミウム電池よりも容量密度が高い

・内部抵抗が小さく、大電流放電が可能

・低温特性に優れ低温時の電圧降下が少ない

・ニッケルカドミウム電池よりメモリー効果が小さい

しかし,短所としては,次の点が挙げられる.

・過放電に弱く,完全放電すると電池が劣化し容量の低下が起こる

・自己放電が大きい

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