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2015年7月 8日 (水)

EV(8)

824.キャパシタ(capacitor

 キャパシタは化学反応で電気を発生させるのではなく,電荷そのものを蓄積するいわゆるコンデンサである.蓄積容量を上げると,二次電池として使える可能性があり,電気二重層コンデンサ(electric double-layer capacitor)の大容量化が研究開発されている.EV用での実用化は研究中であるが,HV用では実用化されている.

 電気二重層キャパシタは,電極材料に活性炭が使われ,電解液と電極の界面付近に電荷が配向する電気二重層現象により電荷を蓄える.化学反応により電気を蓄える二次電池と異なり、活性炭表面におけるイオンの物理的な吸着だけでエネルギーを蓄える.更に,必要となる電圧を得るため,複数のセルをつなぎ合わせたバンク構造で使用するが,各セルの電圧のバラツキを抑えるためのバランス回路が必要になることもある.

 長所としては次の点が挙げられる.

・内部抵抗が低く短時間で充放電が行なえる

・充放電による劣化が少ないので製品寿命が長い

しかし,短所としては,次の点が挙げられる.

・電圧が低い

・自己放電によって時間と共に失われる電気が比較的多い

・充放電時に電圧が直線的に変化する

・価格が比較的高い

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