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2015年7月12日 (日)

FCV(4)

833.高圧水素タンク(high-pressure hydrogen tank

 水素は気体のため,供給量を確保するには圧力を高めて貯蓄する必要がある.そのため,車載の水素タンクは高圧化され,700気圧タンクが実用化された.

 高圧水素タンクは3層構造で,内層に水素を封じ込めるプラスチックライナー,中層に耐圧強度を確保する炭素繊維強化プラスチック層,表層に表面を保護するガラス繊維強化プラスチック層からなる.この高圧水素タンクを複数個搭載する.

 水素ステーションから供給された高圧水素が高圧水素タンクに貯蔵され,FCスタックへ水素を供給するときは,減圧してから供給する.高圧水素タンクから減圧バルブで,700気圧から10気圧程度に減圧された水素が,FCスタックへ水素を供給するインジェクタに送られる.

水素を高圧水素タンクに充填するときは,水素ステーションの充填ノズルから,車両のレセプタクルを経由して車両の高圧水素タンクに水素を送る.そのため,レセプタクルは水素ガスの逆流防止,及び異物流入防止機能を備えており,水素ステーションと充填速度を制御するための赤外線通信機を装備している.

また,高圧水素ガスを急速に高圧水素タンクに充填すると,断熱圧縮のためタンク内のガス温度が上昇するが,タンクの許容温度を超えないように充填しなければならない.したがって,タンク内ガス温度を観測しながら許容温度以下になるよう充填速度をステーション側と通信しながら充填する.そのため,高圧水素タンク内には温度センサが必要となる.

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