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2015年7月27日 (月)

ITS(7)

9232レーザレーダ

 レーザはLight Amplification by Stimulated Emission of Radiationの略で,電波レーダと区別するためレーザレーダと称する.またライダーLight Imaging Detection and Rangingと称することもある.使用するレーザは,波長800[nm]前後の赤外線半導体レーザが一般的である.

 レーザの特徴としては,

・目に対する安全性だけを注意すれば環境負荷は小さい

・空間解像度を上げることが出来る

・規制が少ない

ということがある.目に対する安全性とは,赤外線の不可視光であるため,目に高エネルギーが入って熱による損傷を負わさないようJIS規格がありその基準を守る.基準値以下でも,100[m]以上の距離を計測出来るため実用上問題ない.レーザは光であるため,照射光のビームを絞ることが可能で空間解像度を電波レーダより上げることが出来る.また,目の安全性以外の規制がなく,開発の障害が少ない.

 対象物体までの距離計測手法は,電波レーダのパルス方式が適用でき,照射パルスと反射パルスの時間を計測する.電波レーダのアンテナ方式に対応するものは,照射光をミラーを回転させファンビームとすることで,電波レーダの機械捜査方式に相当する.

 レーザレーダの課題は,雨や雪等の天候の影響を受けやすいことである.レーザ光自体の雨や雪による減衰は対策可能だが,レンズ前面に雨滴や雪粒が付着し,照射光の光路が乱されたり、受光レベルが減衰する問題がある.

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