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2016年3月23日 (水)

車の薀蓄(3)

 三回目の薀蓄は、CVTの話題。

 CVTそのものは、ゴム製ベルトを使用して20世紀初頭からスクーターで使われていた。自動車でこのゴム製ベルトのCVTを採用したのは、1958年、オランダのアイントホーフェンを拠点とするDAFの小型車DAF600だった。

 DAF600のCVTは、ヴァリオマチックという名称を使用していた。しかし、DAFは1975年に乗用車部門をボルボに売却したため、ヴァリオマチックもなくなってしまった。

 ところが、DAFのエンジニアだったヨーゼフ・ファン・ドールネがスチールベルト式CVTを開発した。このスチールベルト式CVTを採用したのは、奇しくもDAFを買収したボルボの66だったのである。ファン・ドーネル方式はその後、欧州メーカーに採用され、更には富士重工業や日産も採用し、小型車の代表的なCVTとなっていった。

 長らくファン・ドーネル方式は、小型車専用だった。しかし、ファン・ドーネルの特許が切れると他技術との組合せ等で技術開発が一気に進み、現在では3500ccエンジンにも採用されるようになった。

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