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2016年3月26日 (土)

車の薀蓄(6)

 六回目は風洞実験の話。

 自動車のボデー形状による空気の流れは、風洞実験がよく利用される。このとき問題になるのが、マッハ数とレイノルズ数である。

 マッハ数とは、風速を音速で割った値であり、流体の圧縮性の程度を現す。レイノルズ数とは、風速と自動車の長さを掛けたものを粘性係数で割った値であり、流体に働く粘性の程度を現すものである。

 実際の大きさの自動車のボデーを使わなくても、マッハ数とレイノルズ数を合わせれば、1/5程度の小型のミニチュア自動車モデルを使用して、風洞実験で自動車まわりの空気の流れがわかるのである。ところが、風洞内の小型のモデルに合わせてレイノルズ数を合わせると風速が低くなり、マッハ数が合わなくなります。そのため、実験目的に合わせて、どちらか一方を合わせるようにしています。

 それでも両者を近づけたいときは、空気の密度を変えることも行われる。しかし、最近はCFD(数値流体解析)が発達したため、CFDの結果と合わせることが多くなったようだ。

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