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2016年3月24日 (木)

車の薀蓄(4)

 四回目の話も以前書いたかも知れない。ストラットの話。

 現在の小型車の前輪のサスペンション形式は、ほぼマクファーソン・ストラット方式である。マクファーソンとは、GMの技術者アール・マクファーソンに由来する。

 1940年代、マクファーソンはGM勤務時代に、ダブルウイッシュボーンを簡素化したストラット方式を考案した。この方式は、ダブルウイッシュボーンに近い性能を大幅にコストダウンすることができる優れた方式である。

 ところが、GMはこの技術を採用せず、マクファーソンはフォードに転職した。そして、1950年、ブリティッシュ・フォードは小型車コンサルの前輪に採用し、コンパクトな前輪マクファーソンストラットは当時の自動車業界にインパクトを与えたのである。その後、横置きエンジン前輪駆動車の開発と伴って一気に普及した。日本では、1965年、ホンダの商用車L700の前輪、1966年、トヨタのカローラの前輪に採用されたのを皮切りに採用が始まった。

 GMがマクファーソンの提案を採用しなかったのは、その直前にシボレーで採用した新形式のサスペンションで大失敗したためである。失敗経験がマイナスに働いてしまったのだ。

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