車の薀蓄(10)
10回目はタイヤの色の話。
自動車のタイヤは黒色が基本だ。サイドには色を入れることもできる。しかし,地面に接する面は全て黒い。
タイヤはゴムが主成分である。ゴムの本来の色は乳白色であり、タイヤが黒いのは炭素の粉を混ぜたからである。
炭素の粉はカーボンブラックと呼ばれ、タイヤの25%も占めている。カーボンブラックを混ぜないと、タイヤは消しゴムのようになってしまい、とても使えるものにはならない。カーボンブラックを混ぜると固くなり、実用に耐えるタイヤになるのである。
カラータイヤを作ろうとすると、タイヤに色粉を混ぜることになる。すると、カーボンブラックの割合が減り、必然的にタイヤは弱くなる。タイヤは黒でないといけない
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