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2016年7月27日 (水)

早過ぎたITS

 高度交通システムITS(Intelligent Transport Systems)は、自動車だけでなく、道路インフラ側も知能化する。この道路インフラ側も知能化するというアイデアは、かなり昔からあったようだ。
 1925年、アメリカの発明家チャールズ・アルダーは、急カーブの手前で自動的に自動車が減速するシステムの実験に成功した。道路側に仕掛けを仕組んだのだ。
 仕組んだものは、磁石のプレートである。彼の発明は、急カーブや危険な道路の手前に磁石を埋め込み、その上を自動車が通過すると磁気で自動車のガバナーが自動的に閉じ、そして自動車の速度を強制的に下げるというものだった。単純な機構で確実に作動するため、システムとしては良くできたものだったと思われる。彼の実験は評判となり注目を浴びた。鉄道では一部採用されたものの、自動車用として実際に運用されることはなかった。
 彼の発明が採用されなかったのは、当時、まだ自動車の交通量がそれ程多くなく、多大なニーズがなかったからではないだろうか。発明が受け入れられるには、時代にマッチしていることが必要であるといえる。

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