ヘルシンキの自動運転バス
EasyMile社の自動運転電気バスが各地で運航を開始している。日本では、ディー・エヌ・エーと組んで千葉のイオンモールで運航している。
この自動運転電気バスEZ10は、着座6名、立ち乗り6名の運転席のない小型バスである。日本での運航は私有地内で、フィンランドの首都ヘルシンキでは公道での運航が始まった。
これは、フィンランドの道交法が無人運転を禁止していないためである。都市部での自動運転の運航は珍しく、今後の状況が注目されている。EZ10は、地図上で設定したルートに従って、車載カメラと車両4隅に配置したレーザレーダで障害物を認識し、GPSで現在位置を特定しながら走行する。リチウムイオンバッテリーは10時間もの走行が可能である。弱点は走行速度が10~20km/hと遅く、通常のバスの代替にはならないことである。
ヘルシンキの運航は9月中旬までの実験走行である。今後も各地での運航が増えるものと思われる。
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