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2016年9月 6日 (火)

1960年の自動運転

 自動運転が1960年前後に研究されていた頃の話題が IEEE Spectrum に掲載されている。その頃は、道路に誘導ケーブルを施設した自動運転が研究されていた。

 誘導ケーブルでステアリングを左右に制御するだけでなく、前後の車両の位置もわかるので、アクセルとブレーキも制御していた。つまり、レーンキーピングとアダプティブクルーズコントロールをやっているのと同じである。

 当時はあと10年もすれば、高速道路の自動運転の時代が来ると信じられていたのである。これは、今の状況に近いといえる。どうして実現しなかったのだろうか?当時の自動運転に対する疑問は、誘導ケーブルに対応していない車が、ブラインドカーブの先で停止していればどうなるかということだった。当然ながら、ドライバは自動運転から手動運転に切り替えて、ぶつからないように停止するか操舵で回避するしかない。そして、そのテイクオーバーを確実に保証する方法が見つからなかったため、誘導ケーブル方式は実用化されなかったのである。

 現代の自動運転も、レベル2やレベル3はテイクオーバーしなければならない。テイクオーバーの安全性を保障する方法が見つかれなければ、自動運転が普及することはないのである。

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