EVの接近音
プリウスがEVモードで走行中、疑似エンジン音を出している。これは、EVモードは静かすぎて、歩行者に後方から接近するときに気づかれにくいことを防止するためである。
日本では自主規制で全車標準装備にしているものの、アメリカではオプションだった。ところが、アメリカでも疑似エンジン音の装着を義務化する方向になり始めている。
アメリカの場合は、プリウスよりもテスラの純EVの方が問題になっている。この問題に対し、テスラのCEOイーロン・マスクは、近接センサで歩行者を検出したら音を発する「歩行者スピーカー」を装着する用意があるとアナウンスしていた。アメリカで検討されている規制は、ハイブリッド車やEVは時速30km以下で走行音を出すことというものである。アメリカ当局がイーロン・マスクの提案を知っているかどうかは定かではない。
日本でも「車両接近通報装置」という名称で、2018年に義務化することになっている。モーターの静粛性が裏目に出てしまった。
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