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2016年12月15日 (木)

バルブ機構(3)

 OHC方式にはカムシャフトが1本のものと2本のものがある。1本のものがS(single)OHCであり、2本のものがD(double)OHCである。

 SOHCでは、一本のカムシャフトで吸気側と排気側のバルブを押す必要があるため、ロッカーアームが用いられる。DOHCでは2本のカムシャフトの役割を吸気側と排気側に専念させることができ、カムが直接バルブを押す構造を取ることができる。

 DOHCはカムとバルブの間に部品がないため、最も高速化が可能なバルブ駆動方式といえる。全てのバルブ機構でカムシャフトはクランクの回転をベルトかチェーンで伝達させている。初期ではチェーン駆動によりクランクの回転をカムシャフトに伝えていた。やがてゴムの耐久性が上がり、騒音面で優れるベルトが使われるようになった。しかし、ベルトが摩耗して破損することがあったり、サイレントチェーンが開発され、またチェーンが使われるようになっている。

 カムシャフトを軸方向に移動させるアクチュエータを追加し、軸方向にカムのリフト量を変えると、回転域によってバルブのリフト量を可変にすることが可能となる。また、ロッカーアームのレバー比を変えて、リフト量を変化させることも可能である。

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