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2016年12月14日 (水)

バルブ機構(2)

 SV方式はガソリンエンジンの誕生から1900年当初という初期によく使われた方式である。クランクの回転をチェーンかベルトでカムシャフトに伝え、カムシャフトが直接バルブを押す方式である。

 ただし、名前が示す通りバルブがシリンダーの側面に取り付けられている。そのため、燃焼室は細長くなりノッキングが発生しやすい構造である。

 よりコンパクトな燃焼室形状を作るため、次に現れたのがOHV方式である。バルブをシリンダー上部に配置するため、サイドバルブのカムの位置からタペットとプッシュロッドを配置し、更に上からバルブを押す構造にするためにロッカーアームを用いた。そのため、燃焼効率はSVより大きく向上したものの、バルブに至るまでに動く部品が多く運動慣性質量が大きなるため高速化は苦手だった。

 OHVの欠点を解決するために登場した構造が、OHC方式である。カムからバルブまでの慣性力を減少させるため、カムシャフトをシリンダー上部に移動させタペットやプッシュロッドを廃止したのである。

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