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2017年2月13日 (月)

ディーゼルエンジン(1)

 1824年、フランスの物理学者ニコラ・レオナール・サディ・カルノーが理想的熱機関の熱サイクルを発表した。これがカルノーサイクルである。

 カルノーサイクルは、温度の異なる2つの熱源間で動作する可逆熱サイクルである。外燃機関のスターリングエンジンでは近いものができるものの、内燃機関では実現不可能である。

 カルノーサイクルは、発表当時注目されなかった。それから20年以上経ち、イギリスの物理学者ウィリアム・トムソンがカルノーサイクルを知り再研究を始めた。そして、カルノーサイクルは有名になり、1800年代後半はヨーロッパの技術者がカルノーサイクルを実現する熱機関の開発を始めた。その中の一人に、ドイツ人のルドルフ・クリスチアン・カール・ディーゼルがいた。ディーゼルは蒸気機関が燃料から得られるエネルギーの90%を捨てていることを知り、はるかに熱効率の高いエンジンを研究することを思い立ったのである。

 ディーゼルが考えた燃機関は、圧縮着火式内燃機関である。アウクスブルクのマン社の重役ハインリヒ・フォン・ブズがその考えに注目し、ディーゼルは実際に試作する機会を得たのである。

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