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2017年2月 9日 (木)

排気ガス(6)

 EGRはエンジンのポンピングロスを低減する効果もある。ポンピングロスとは、排気側の圧力が吸気側の圧力よりも高くなって流体抵抗が発生することである。

 EGRは排気側の圧力を下げ、吸気側の圧力を上げるため、ポンピングロスは低減することになる。ポンピングロスの低減は、燃費向上にも貢献する。

 ポンピングロス低減に効果のある方法は、リーンバーンである。リーンバーンとは、理論空燃比よりもガソリンが薄いリーン状態で燃焼させようというもので、20:1ものリーン状態を狙ったものもあった。リーン状態では出力が弱くなるため、スロットルをより開けて空気をより多く吸う必要がある。そのため、吸気側圧力が高まり、ポンピングロスが低減することになる。問題は、空気が増えるためNOXの排出も増えてしまうことである。そのため、現在では20:1のようなリーンバーン・エンジンはなくなってしまった。

 リーンバーンと銘打つエンジンはなくなったものの、一般的には燃費を良くするため16:1から17:1のリーン状態にしている。更に、リーンな混合気を筒内で良く燃やすため、吸気のスワールやタンブル流化、点火プラグの強力化や筒内噴射が開発された。

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