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2017年2月18日 (土)

ディーゼルエンジン(6)

 ディーゼルエンジンの噴射ポンプは、エンジン本体以外で最も重要な部品である。そして、噴射ポンプはディーゼルエンジンが生まれてから、常に同時に発達し続けている。

 ディーゼルエンジンは圧縮行程でガソリンエンジンの2倍以上の高圧になるため、そこに霧状の燃料を注入することが必要になる。そのため、圧縮行程の圧力以上に高圧にするポンプが必要なのである。

 当初は、クランクシャフトの駆動力を利用して機械的に動作させるポンプが主流だった。例えば、4ストロークサイクルの場合、噴射ポンプはクランク回転数の半分の速度で駆動することになる。燃料噴射は、圧縮行程での上死点手前で行われるため、噴射圧力は200MPaを超える高圧になる。排気ガス規制が強化されるに伴って、ディーゼルエンジンにも複雑な燃料制御が必要となり、電子制御式の噴射ポンプへと変貌した。ディーゼルの電子制御式燃料噴射ポンプは、コモンレールと呼ばれる方式が一般的である。コモンレールは、サプライポンプが燃料を加圧し、噴射制御はインジェクタが行う分業方式の燃料噴射方式である。レールとはパイプのことで、全気筒共通に高圧燃料を蓄える部分を差す。

 1910年頃、ボッシュがコモンレール方式を提案した。現代のコモンレール方式を実用化したのはデンソーであり、1995年、日野レンジャーに初めて採用された。

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