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2017年2月 8日 (水)

排気ガス(5)

 空燃比制御と三元触媒は、ほとんどのガソリン車で実施されている。もう一つ実施されていることがあり、それはEGRである。

 EGRとは、Exhaust Gas Recirculationの略であり、排気ガスの一部を再び吸気系に戻すことである。NOX低減に効果があり、燃料消費率の改善としての効果も大きい。

 エンジン筒内の燃焼でNoxが発生する理由は、空気中の窒素が燃焼時に高温熱剥離を起こすためである。そのため、NOXの発生を低減するためには燃焼温度を低下させる必要がある。排気ガスを吸気に循環させると、浄化された排気ガス成分のH2O、N2、CO2が混合気中に増加することになる。これら成分は不活性ガスのため、燃焼温度が低くなり、NOXの発生を抑えられることになる。更に、燃焼温度の低減はノッキングを抑制するため点火時期を進角でき、燃料消費率を向上させることができるのである。

 EGRの構造は、三元触媒を通過した排気ガスの一部をバイパスして吸気チャンバに戻すものとなる。戻す排気ガス量を制御するため、バイパス途中にはEGRバルブを設けモータで弁を駆動することが一般的である。

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