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2017年2月10日 (金)

排気ガス(7)

 ディーゼルエンジンの排出ガスは、燃焼特性の違いからガソリンエンジンとは異なる。すなわち、ディーゼルエンジンは空気過剰率が大きい状態で燃焼するため、COとHCの排出が少ない。

 ところがNOXは多くなり、ディーゼル特有の粒子状物質PM(Particulate Matter)も多く排出される。よって、ディーゼルエンジンでは、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)とNOX浄化触媒が必要となる。

 PMの組成は、大部分が固形炭素の微粒子(すす)と可溶性有機成分SOF(Soluble Organic Fraction)のため、燃焼除去が可能である。しかし、PMの着火温度は約600℃と高く通常運転でのエンジンによる自然着火ができないため、排気行程での燃料噴射(ポスト噴射)を行う必要がある。一般的には、DPFを排気側に装着し、PMを補集する。PMは空気が少ない状態で発生し易く、空気を多く取り入れると発生が少なくなるもののNOXが多く発生するようになる。

 DPFに溜まったPMは定期的に除去する必要があるため、PMの発生を少なくしNOXを強力に浄化することも行われる。COとHCが少なくNOXが多いディーゼル排気ガスでは三元触媒が使えないので、NOX専用の対策が取られる。

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