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2017年2月 3日 (金)

ロータリーエンジン

 自動車工学で各種レシプロエンジンを解説した。ぜひ知っておいて欲しいその他のエンジンとして、ロータリーエンジンをまとめておく。

 ロータリーエンジンとは、正三角形の各辺を膨らませたルーローの三角形状のローターが回る回転動機構によって容積変化を起こすエンジンである。ドイツの発明家フェリクス・ヴァンケルが、1957年、試作開発に成功した。

 ローターが回るハウジング内面は、2ノードのペリトロコイド曲線というまゆ型をしており、ここでローターとエキセントリックシャフトの偏心部が回転する。ローターが1回自転する間に、吸気・圧縮・膨張・排気のオットーサイクルが3組同時進行する特性を持つ。レシプロエンジンに比べて、軽量コンパクト、高出力、低振動、低騒音等の優れた長所を持つ。レシプロエンジンの様にピストンの往復運動を回転運動に変換するのではなく、ロータリーエンジンは元々が回転運動のため滑らかにふけ上がる優れたエンジンといえる。マツダがロータリーエンジン開発の最大の課題だったローターハウジング内壁の異常摩耗を解決し、1967年、実用化してコスモスポーツに搭載し発売した。

 2012年のRX-8販売終了に伴い、ロータリーエンジンの市販車は存在しない。しかし、マツダは水素ロータリーの開発を続けており、再び市販化されることを熱望する人は多い。

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