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2017年3月 6日 (月)

HCCIエンジン(2)

 HCCIエンジンの利点は燃費とNOxだけではない。CO2も少なくなるのである。

 超希薄な混合気のため、CO2が少なくなるのは当然である。問題は、この超希薄な混合気を如何に燃やすかである。

 正確には、如何に燃やすかというより、如何にHCCI領域を広げるかということである。超希薄なガソリン混合気でも、ある条件では圧縮着火が可能である。ところが、その条件は非常に狭く厳しい。そのため、エンジン回転を変化させてもHCCIが続かないのである。HCCI可能なエンジン回転から下げる低回転では、燃焼室の温度が上がらず失火してしまう。エンジン回転を上げると、混合気に着火するのが間に合わずやはり失火してしまうのである。また、エンジン負荷が増えると、HCCIの燃え方ではなく、爆発的な燃焼となり効率が悪くなる。

 マツダは、低中負荷に限っては、エンジン回転全域でHCCIが可能な技術を開発したと公表している。すると、高負荷領域では通常の燃焼に切り替えるのだろうか。 

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