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2017年3月 5日 (日)

HCCIエンジン(1)

 これまでいくつかの新方式のエンジンを紹介した。まだいくつか重要な新方式があるのでまとめておこう。

 その一つがHCCI(Homogeneous-Charge Compression Ignition)予混合圧縮着火エンジンである。日産とマツダが研究中と好評している。

 HCCIエンジンとは、ガソリンをディーゼルエンジンのように自己着火させる方式である。しかも、空燃比は50~70という超希薄な混合気を燃やすのである。少ない燃料を高い圧縮比で燃焼させるため、熱効率を高くできる。もちろん、燃料噴射量に対する空気量が多いので、ポンピングロスも減らせる。従来、希薄燃焼では、空気が過剰な状態で燃焼するため、三元触媒が使えなかった。しかし、HCCIでは超希薄な混合気を燃焼させ燃焼温度が下がるため、NOxの排出量を大幅に減らすことが可能となる。燃焼温度が下がるため、冷却損失や排気損失の低減にもつながる。

 この超希薄な混合気を燃焼させるには、従来の火花点火では不可能なためディーゼルエンジンのような圧縮着火方式を用いる。これが実現できれば、熱効率が48%にも達するのである。

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