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2017年3月11日 (土)

HCCIエンジン(7)

 マツダはスカイアクティブを開発するに先立ち、エンジンの問題点を体系的に整理している。その上でどんな技術を開発すれば良いかを決定した。

 エンジンの4大燃焼損失は、排気損失、冷却損失、機械抵抗損失、ポンプ損失である。これらを解決するには、7つの対応策がある。

 排気損失の対策に、圧縮比を上げる、燃焼期間を短くする、燃焼タイミングを適正化するという3つ。冷却損失には、燃料を希薄にして空気量を多くなる空燃比対策。ポンプ損失には、空気の吸い込み排出をスムーズにするポンピング損失対策。そして、機械抵抗損失には、荷重や摩擦を小さくして機械抵抗を下げる対策と、合計7つの対応策になるのである。これら対応策のうち、当時のマツダでできていなかったものが、圧縮比と空燃比、そしてポンピング損失の3つだった。ポンピング損失は可変動弁系を開発して対策し、圧縮比対策として超圧縮比エンジンの開発に取り組んだのである。

 こうして超圧縮のスカイアクティブエンジンが完成した。残る課題は空燃比だけなので、超希薄混合気を扱うHCCIがターゲットになったのである。

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