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2017年3月25日 (土)

自動車の振動騒音(9)

 具体的な対策事例を紹介したので、順番は逆になるものの振動騒音対策の考え方を整理しておこう。基本的には、遮音、吸音、振動系の特性変更、ノーダルマウントとなる。

 遮音特性は、振動する物体の単位面積当たりの質量と周波数の積によって決まるため、遮音材を詰めて質量を増加させることが基本となる。吸音とは吸音材を振動させて音響エネルギーを熱エネルギーに変換することであり、レゾネータ等の共鳴箱の使用も同原理である。

 振動系の特性変更では、共振周波数より低い場合の対策は、振動体の剛性を上げたり質量を低減する。共振周波数より高い場合では、逆に剛性を下げたり質量を増やしたりする。共振周波数での振動の大きさを減少させるには、減衰係数を上げることになる。また、動吸振器(ダイナミックダンパー)の装着で、振動対象を制振させる。

 ノーダルマウントとは、梁の曲げ一次振動モードのノード(節)をマウント点に使う方法である。ノードに力を伝達しても振動モードは励起されず、梁の振動もマウントに伝達されない。

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