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2017年3月23日 (木)

自動車の振動騒音(7)

 車外騒音に対して車内騒音とは、一般に車内の静かさを示す。車内騒音の程度によって、乗員が走行時に過大な疲労感を感じずに自動車を運転できる、いわば商品性にかかわるところである。

 車内騒音は、車外騒音とほぼ同様にエンジン透過音、冷却系騒音、排気系騒音、吸気系騒音、駆動系騒音、こもり音、ロードノイズ、風切音に分類できる。エンジン透過音ではエンジン騒音に加えてエンジンの振動伝達音も含まれ、ロードノイズではタイヤと路面との起振振動が車内に伝わり発生する音であり、こもり音とは吸排気系騒音、およびエンジン振動が各伝達系を励起した振動が車内に伝わって発生する200Hzまでの比較的周波数の低い騒音である。

 車内騒音の音域は、低速こもり音(40~60Hz)、中速こもり音(60~100Hz)、高速こもり音(100~200Hz)、エンジン透過音(200Hz~)、ロードノイズ(40~300Hz)、タイヤノイズ(300~1.5kHz)、風切り音(2k~10kHz)となる。これらの音源別寄与度は、こもり音は全速度域でエンジン振動、排気系、駆動系が影響し、低速こもり音ではボデー振動が影響し、中・高速こもり音では吸気系が影響する。エンジン透過音は、エンジン騒音に加えて冷却系も影響する。

 駆動系騒音は、トランスミッション・デフギヤ騒音とも呼ばれる。また、風切り音と同程度の音域でブレーキ鳴きが問題になることもある。

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