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2017年3月30日 (木)

自動運転時のテイクオーバー(5)

 ドライビングシミュレータ実験で取得するデータは,TOR後のドライバの反応解析が目的となるため,ドライバの顔のビデオ撮影,操作量と車両走行軌跡となる.操作量は10[ms]毎のステアリング操作量,アクセルペダル操作量,ブレーキペダル操作量,車速である.

 ドライバの顔動画から,TOR後に行われる前方注視への移行時間,状況理解にかかった時間,回避操作を開始するまでの時間を解析する.これらの解析は,ドライバの顔向きと目線,及びステアリング操作やペダル操作開始時間から実施することが可能である.

 今回の実験の①②の状況では,前方中止への移行時間は0.6秒以内に行われ,③~⑥では0.6~0.9秒かかる結果となった.③以降で時間がかかったのは,TORまで下を向いてタスクを行っていたためである.下向きでタスクを実施中,TORによって前方を注視するまでの時間ということになる.次に,状況理解にかかった時間として,全ての状況で平均値で1.5秒,バラつきで1.5秒程度かかっていた.そして,状況理解後の回避操作開始は1秒以内で行われていた.

 TTC7秒と5秒では,7秒の場合の方がバラつきが大きい傾向となった.これは7秒の方が5秒よりも余裕があったためと思われる.

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