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2017年3月28日 (火)

自動運転時のテイクオーバー(3)

 緊急時のテイク・オーバー実験をドライビング・シミュレータで行うため、次のような走行状況を考える。時速100km/hでの2車線の高速道路の走行レーンをレベル2で自動運転中、システムが対応できない工事車両が走行レーン前方にあったため、システムはドライバにTORを示した。

 TORは簡単に2kHzの断続音とし、TTC7秒と5秒の2種類で吹鳴させる。研究対象者にはTORの意味を事前に説明し、TOR発生後は手動運転で対処(停止操作や操舵操作の暗示は一切なし)しなければならないとだけ伝えた。

 また、自動運転中の研究対象者には、次の6種類の運転状況を課した。
①ステアリングに両手を添え,前方を監視.以下、足元は自由.
②ステアリングから手を放し,視線は自由.
③ステアリングに両手を添え,ナビ画面の動画を注視
④ステアリングから手を放し,ナビ画面の動画を注視
⑤ステアリングに片手を添え,付加タスクを実行
⑥ステアリングから手を放し,付加タスクを実行
ただし、ナビ画面はセンターコンソール下部に設置し、ナビを注視しているときは前方状況が見えなくなるようにした。それと、付加タスクとは、センターコンソール下部に貼り付けた意味のない多数の4桁の数字を印字した紙を見て、ナビ画面に入力し続けるというもので、集中していないと実行できないタスクである。

 ①はフット・オフ、②はハンズ・オフ、③④はアイズ・オフに対応させた設定である。⑤⑥はブレイン・オフではなく、運転から意識を遠ざける設定である。

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