« 2017年3月 | トップページ | 2017年5月 »

2017年4月30日 (日)

還暦のつぶやき続々編

 4月中は伝えたいことシリーズで。5月からまた新技術の紹介の予定。

 社会に出ると、色んな人に会い、多様な話題に接する。一攫千金の儲け話も多く、是非とも注意して欲しい。

 設け話が全くの嘘ということはない。ある断面では真実である。儲け話を持って来る者は、良いところだけを強調して言うのが常である。正直にリスクを話す者もいる。しかし、冷静に聞いてもメリットの方が遥かに大きく聞こえる様に言う。儲け話に聞き耳を立てている心理には、リスクは聞こえない。初心者のラッキーで、たまたま儲かることもある。それでも、よく考えることが大事だ。儲け話が本当なら、みんなが実践しみんなが金持ちになっているはずである。世の中にそんなものはないのだ。

 儲け話が舞い込んで来たら、それで失敗した話をしっかりと調べてみよう。調べた失敗の事例が現実となり、必ず君は投資した額を失うどころが、知らない間に投資額の2倍、3倍の借金が発生する。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年4月29日 (土)

還暦のつぶやき続編

 もう少し伝えたいことがあるので、昨日の続きを。それはコツコツと続けると良いということである。

 何らかの目標に対して、少しでも良いからコツコツと続けるとやがて達成できている。コツコツとやっていると習慣化するので、苦も無く続けられるからである。

 ずっと思い続けていると、コツコツと習慣化するものである。思い続けていなくても、習慣化すれば知らない間に達成していることもある。いきなり天から良いことが振って来て達成することもなくはない。しかし、滅多にないので当てにしないことだ。世の中に努力せずにすぐ手に入るボロイことというのはあまりないものである。ある能力を身に付けたいなら、毎日30分で良いのでその分野の勉強をすることだ。健康を維持したいなら、毎日コツコツ健康習慣を実践することである。

 毎日30分、ある分野の勉強を今からやっておけば、諸君が還暦を迎えたことにはトータルで6000時間勉強したことになる。ある分野の専門家といえる指標は、その分野を6000時間以上勉強することであり、日々30分の研鑽で、還暦のときに自分の専門以外でもう一つの専門が完成するのである。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年4月28日 (金)

還暦のつぶやき

 今日が僕の60歳の誕生日である。還暦記念に、60年でわかったことを諸君に伝えておこう。

 先ずは、この歳まで生きてこれたのは、これまで僕を支えて来てくれた家族を始め、全ての僕に関わってくれた方々のお陰である。感謝いたします。

 大学に赴任して以来、事あるごとに僕が過ごした学生時代と、諸君が現在進行形で過ごしている状況を比べている。良くなったこと、悪くなったこと、様々である。一概に悪くなったとも言えないので、良し悪しというよりも変わったこと、変わらないことと言った方がしっくりくる。昔も今も変わらないことは、学生は勉強すべしということである。ただ、60歳になって思う勉強とは、卒業するための単位修得や卒業研究のことだけではない。卒業単位に関係のない講義を聞くのも勉強だし、バイトするのも勉強である。とにかく、いろんな経験は、全て後の役に立つのである。だから、何かをやっていることが大事だ。もう一つ大事なことは、常にやりたいこと、なりたい人、身に付けたい能力を意識しておくことである。学生時代には無理に思えていても、ずっと思い続けていることは、必ず達成する。間違いない!

 達成したいという思いを邪魔するのも自分の思いである。それが諦めであり、諦めることは「ここまでと思えばそこまで」という限界点を自分で決めているということである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月27日 (木)

メルセデスベンツAMG・E63S

 2017トップ10カーの10台目は、メルセデスベンツAMG・E63Sである。2016年にモデルチェンジしたEシリーズのAMG仕様だ。

 Eシリーズには自動レーンチェンジシステム等、現時点で最高の運転支援システムが採用されている。これを4WDにして高出力化したものがE63Sである。

 4000ccのV8ツインターボエンジンは、最高出力603馬力を誇り、停止状態から100km/hまで僅か3.3秒しか要らない速さである。4WDシステムは前後のトルク配分は、50:50から0:100まで変更可能である。0:100のドリフトモードにすれば高出力FR車の走りを楽しむことができる。ミッションは9ATとなり、トルクコンバーターの代わりに多版クラッチを使ったMCT(Multi Clutch Technology)を使っている。

 ぶつからないための自動ブレーキも採用されているものの、衝突が避けられない状況ではプリ・セイフ・サウンドと称する警告音がなって、ドライバが無意識に衝突の被害を最小限にさせる仕組みも装備している。2017年のトップ技術カーはこのメルセデスベンツだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月26日 (水)

インフィニティQX50

 2017トップ10カーの9代目は、インフィニティQX50である。やっと日本車の登場となった。

 これまで紹介したトップ10カーは全て量産モデルだった。しかし、このQX50だけはデトロイト・ショーで紹介されたコンセプト・モデルで量産モデルではない。

 それでもトップ10カーに選ばれたのは、間もなく量産される技術を持っていると判断されたからである。その注目された技術が、可変圧縮比エンジンである。エンジンの圧縮比は固定という常識を打ち破って、日産は8:1から14:1まで圧縮比を変えられるエンジンを発表したのだ。このVCターボと名付けられたエンジンは、ピストンとクランクを固定したコンロッドで結合せず、リンク機構で接続することにより、ピストンストローク長を変えて圧縮比を可変とすることができるものである。2000ccの直列4気筒ながら、266馬力もの最高出力を誇り、燃費も前モデルより27%も向上するという。

 日産が開発に20年もかけて完成させたエンジンである。日本でも発売されることを願いたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月25日 (火)

クライスラー・パシフィカ・ハイブリッド

 2017トップ10カーの8台目は、クライスラー・パシフィカ・ハイブリッドである。実は、北米市場での初のハイブリッド・ミニバンとなり、しかも最初からPHVである。

 クライスラーにはタウン&カントリーという伝統的なミニバンがある。パシフィカは、7年が経過したタウン&カントリーのモデルチェンジという位置付けである。

 エンジンユニットは、ペンタスターと名付けられた3600ccV型6気筒に2個のモーターが組み合わされる。最大出力は248馬力となる。PHV用のバッテリーは16kWhのリチウムイオン電池を搭載し、EVモードで最大53kmの走行が可能である。240Vで充電すると、2時間で完了する。EPAによる燃費換算では、36km/lと優秀な値となる。

 グーグルの自動運転用子会社ウェイモが使用する自動運転のベース車が、このパシフィカ・ハイブリッドである。ウェイモは100台の自動運転パシフィカを準備する予定だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月24日 (月)

ポルシェ・パナメーラ

 2017トップ10カーの7台目は、ポルシェ・パナメーラである。2016年6月28日、パナメーラは7年ぶりにモデルチェンジされ2代目となった。

 エンジンにはいくつかのバリエーションがあり、ベースモデルの2900ccV6がツインターボ仕様で440馬力、4000ccV8のツインターボは550馬力となり、最高速度305km/hを誇る。今回、V8ターボのクリーンディーゼルが加わり、418馬力、最高速度285km/hとなる。

 電子サスペンション、後輪ステア、トルクベクタリングの最新足回り技術を装備し、ピッチ、ロール、ヨーを制御しながら最適な反応をリアルタイムで制御する4Dシャシ・コントロールがシャシ系のセールスポイントとしている。また、LEDヘッドランプにナイトビジョンシステムと、現代的な最新技術も装備している。

 550馬力モデルはドイツ・ニュールンべルグ・サーキットで、最速サルーンを誇っていたアルファロメオ・ジュリアより1秒早いタイムを打ち出した。ポルシェはパナメーラを、ラグジュアリーサルーンにおける真のスポーツカーと呼んでいる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月23日 (日)

ヒュンダイ・アイオニック

 2017トップ10カーの6台目は、ヒュンダイ・アイオニックである。アイオニックとは、イオンとユニークを結び付けた造語である。

 アイオニックには、ハイブリッドの「アイオニック」、プラグイン・ハイブリッドの「アイオニック・ブルー」、そして、EVの「アイオニック・エレクトリック」と3モデルがある。それぞれの性能を見てみよう。

 まず、アイオニックはEPA(米国環境保護庁)の発表によると、トヨタ・プリウスより燃費が良い。アイオニック・ブルーもプリウスPHVより燃費が良い。それではEVアイオニック・エレクトリックの航続距離はどうだろうか。これは200kmとインパクトのある値ではない。ボルトやテスラ3の320kmには及ばないのだ。ヒュンダイは2018年までにEVタイプの航続距離を320kmにするとしている。

 アイオニックの特筆すべき点は、ハイブリットやPHVの燃費の良さだけでなく、EVの電費の良さである。ボルトは160km走行に28kWhが必要なことに対し、アイオニック・エレクトリックは25kWhなのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月22日 (土)

キャデラックCT6

 2017トップ10カーの5台目は、キャデラックCT6である。IEEEというアメリカの学会だからこその選択だろうか。

 キャデラックとは、言わずと知れたアメリカの高級セダンである。2017モデルは全長5.2mの大きさを誇る。

 ところが、車中は同クラスのメルセデス・ベンツS550より450kgも軽い。オメガ・シャーシと名付けられた骨格は、アルミが多用され、13カ所の応力がかかる部分にアルミ鋳造が使われている。ベースモデルは4気筒エンジンを採用し、総重量は1659kgに過ぎない。また、オプションで404馬力を発生するV6ツインターボエンジンも選択できる。このエンジンは、必要に応じて気筒停止することができ、燃費向上を意識している。

 ダンパーには磁性を帯びた流体を使用して、走行状況に応じてダンピング係数を変化させるマグネティック・ライド・コントロールも装備している。アメリカ車であっても、現代の高級セダンに応じた装備が用意されているのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月21日 (金)

モーガンEV3

 2017トップ10カーの4台目は、モーガンEV3である。これはかなり趣味に走った選択のようだ。

 80年間モデルチェンジをしていないクラシックな3ホイラーをベースに、動力をEVに変えたものである。3ホイラーの構成は、前2輪、後1輪である。

 62馬力の水冷ACモータを後部に配置し、20kWhのリチウムイオンバッテリーで駆動する。性能的にも、0-100km/hが9秒、最高速度が145km/hとずば抜けたものではなく、スポーツカーとしては非力に思える。しかし、車重はボンネットやトノカバーをカーボンファイバーで軽量化して500kg以下に抑えている。この車重と低いドライビングポジションが相まって、体感的にはスポーツカーに感じられるだろう。

 満充電での航続距離は240kmである。休日に近所のワインディングロードを往復して楽しむためのベストカーに思える。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月20日 (木)

アルファロメオ・ジュリア

 2017トップ10カーの3台目は、アルファロメオ・ジュリアである。往年の名車ジュリアの名前を冠するニュー・アルファロメオのフラグシップ・セダンだ。

 2900ccのV6ターボエンジンはフェラーリがチューン・アップし、505馬力を誇る。最高速度は307km/hで、ドイツのニュールンべルぐ・サーキットで量産セダンとして最速のタイムを打ち出している。

 新型ジュリアは単にパワーのあるスポーツ・セダンではなく、最新の技術を装備したハイテク・カーなのである。いわゆるドライブ・バイ・ワイヤを装備し、誰もが確実の操作できるようになっている。スロットルはもちろんのこと、ブレーキ・バイ・ワイヤが導入され、誰でもブレーキを踏めば97km/hからたった31mで停止することができるのである。変速機は8速ATで、パドルシフトによる手動操作も楽しめる。また、ドライブシャフトやルーフにカーボンファイバーが採用され軽量化を施し、120km/hを超えるとフロントスポイラーの角度が変化してダウンフォースを高める装備もある。

 日本発売を待ちわびるアルファ・ファンも多いと思う。東京モーターショーがとても楽しみである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月19日 (水)

フォード・フォーカスRS

 2017トップ10カーの2台目は、フォード・フォーカスRSである。最新のホット・ハッチである。

 ハッチバック車のハイパワーモデルはホット・ハッチと呼ばれ、プジョー205やゴルフGTIが有名だ。その流れを組むラリー出場車のベースにもなるフォーカスRSである。

 エンジン排気量は2300ccで、直列4気筒をターボチャージャーでブーストし、リッター当たり100馬力を超える350馬力を最高出力としている。このターボはエコブーストと名付けられ、15秒間だけブースト圧を上げる機構があり、そのときは最大発生トルクが44.9kgmが47.9kgmにアップすることができる。駆動方式は4WDで、フロントとリヤのトルク配分を100:0から0:100まで自動的に変化させるシステムとなっており、更にトルクベクタリングを採用し、左右タイヤへの駆動力配分まで調整する。ドリフトモードを選べば、配分が増大し固定したリヤのトルクによりFR車並みにドリフト走行を楽しむことができる。

 350馬力と4WDとなれば、ホット・ハッチといよりランエボやWRXジャンルである。フォードが日本市場から撤退したことが悔やまれる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月18日 (火)

シボレー・ボルトEV

 2017トップ10カーの一台目は、シボレー・ボルトEVである。ボルトはハイブリッドもあるので、完全に電気だけのEV版が選ばれた。

 選ばれた理由は明確で、売価29995ドルで最大航続距離が383kmだからである。これは、今年の年末に発売されるテスラ・モデル3の売価35000ドル、最大航続距離346kmを凌ぐのである。

 高級車版のテスラの航続距離はもっと長い。しかし売価がとんでもなく高く、実用的な価格帯域ではボルトが一番なのである。シボレーはかつて、スパークEVという電気自動車を発売していた。スパークEVはバッテリー容量が19kWhで航続距離は132kmしかなった。ボルトのバッテリー容量は60kWhと3倍も増大したため、当然のことながら航続距離が3倍になったというわけである。

 ボルトの取扱説明書には、保証期間が終了する8年後にバッテリー容量が最大40%低下すると書かれている。航続距離が230kmに落ちるとわかっても売れるだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月17日 (月)

2017年トップ10カー

 今年も IEEE Spectrum が選ぶ2017のトップ10カーが発表された。アメリカでは2017年モデルが前年末に発表されるので、その中から選んだ形である。

 2017年トップ10カーは次の10車である。シボレー・ボルトEV、フォードRS、アルファロメオ・ジュリア、モーガンEV3、キャデラックCT6、ヒュンダイ・アイオニック、ポルシェ・パナメーラ、クライスラー・パシフィカ・ハイブリッド、インフィニティQX50、メルツェデス・ベンツAMG・E63S。

 今年の特徴は、完全自動運転車の登場は未だ遠いものの、レベル2の自動運転が実用化されたことである。また、EVの航続距離が伸びて実用的なものになりつつあり、ハイブリッドカーの種類も増えている。そして、ドライブの楽しみを追求したイタリアンスポーツやディーゼルカー、新しいガソリンエンジン車もある。

 それでは、これから10日間、順にトップ10カーを紹介して行こう。これらの車は、今年の東京モーターショーでお目にかかれるだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月16日 (日)

アップルが自動運転に参入

 遂にアップルが自動運転の公道試験を始めることになった。カリフォルニア州の車両管理局がアップルによる公道走行試験を認可したのである。

 アップルが登録した自動運転車は、2015年式レクサスRX450hの改造車である。アップルはカリフォルニア州が自動運転の公道試験を認めた30社目となった。

 カリフォルニア州で公道試験を認められた大手自動車会社は、VW、ベンツ、テスラ、日産、GM、BMW、本田、フォード、スバルの9社である。アップルは自動運転プロジェクトをタイタンという名称で開始し、ベンツから技術者を引き抜いていた。自動運転のソフト開発強化のため、ブラックベリーからも自動車向け部門のトップを引き抜いたそうだ。

 自動運転はコツコツとノウハウを積み重ねる必要があるため、今からアップルが参入して劇的に進化するとは考えにくい。それでもアップルの参入により、拍車がかかることは間違いない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月15日 (土)

チャンク

 Webデザインでは、チャンクを意識すると良いと言われる。チャンクとは何だろうか。

 チャンクとは、大きい塊という英語である。認知心理学でチャンクというと、意味的な塊という意味になる。

 意味的な塊とは、まとまりを感じる単位である。視覚的なものでも良いし、言語的なものでも良い。例えば、0120277535という数列がある。これを見ても何だかわからない。ところが、0120-27753-5と表示すれば、フリーダイヤルの電話番号に見える。これはよくお世話になるアップルサポートの番号だ。0120をフリーダイヤルのチャンクとして認識したのである。

 Webデザインとは、情報をデザインすることである。そのため、視覚的、意味的チャンクを意識してデザインすることが肝心なのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月14日 (金)

新旧大学比較(10)

 次に、授業の方法も変えないといけない。授業と言えば、教師の知識を授かるものが今までのスタイルだった。

 教師の知識を授からなくても、学生が必要な知識や経験を身に付ければ良いのである。教師の知識を授かると思っている内は、身に付かないのではないだろうか。

 授業で教師の話を聞いて、板書を写すだけで必要な知識が身に付いたか考えて欲しい。期末試験まではそれで大丈夫だったかも知れない。去年の授業の内容をまだ覚えているだろうか。試験に合格さえすれば、後は忘れても良いということはないのである。自然科学の知識は、全て積み重ねた体系でこそ価値があるのである。それでは、どんな授業のことを良く覚えているか考えてみよう。面白く思って、自ら積極的に勉強した授業や内容はしっかりと覚えているものである。

 だから、これからの授業は学生が自ら勉強するようなやり方に変えないといけない。そのために教師は、その授業内容が学生にとって面白いものと感じる仕掛けを考えないといけない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月13日 (木)

新旧大学比較(9)

 授業の内容は、イノベーションを誘発するようなものに変えたい。授業の方法もしかりである。

 日本が後塵を拝すのは新技術に慎重になり過ぎるからではないだろうか。自動車で言えば、自動運転の要素技術は十分あるものの、実用化は海外から遅れている。

 自動運転が海外から遅れている理由は、リスクを考えてのことだろう。新しいことにはリスクが伴う。日本の大手メーカーは、リスクの取り扱いが慎重になり過ぎる傾向がある様に思う。これから考えると、学生時代からリスクをしっかりと意識して評価できる姿勢を養った方が良い。授業科目を変更するとすれば、そのために必要なものを補強することになる。

 リスクを分析するために必要な知識として、統計は必須である。そして、システム的な思考ができなければならない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月12日 (水)

新旧大学比較(8)

 20年でどんな技術が変わっただろうか。技術以前に世の中はどう変わっただろうか。

 最大の変化は、スマートデバイスとネットの普及だろう。技術が生活様式と世の中を変えてしまった。

 諸君が持っているスマホは、電話とカメラとメモとゲームとPCを足し合わせたものである。それがネットと繋がると、たいていのことは検索できるし、あらゆる人と繋がることができる。iPhone7からは財布やスイカ代わりにもなり始めた。スマホを忘れると、どこにも行けなくなりそうだ。また、スマホを使ったソーシャルネットやラインでコミュニケーションの取り方も変わった。

 全てを変えた感があるスマホとネットを前提にして、授業内容を変えないといけないだろうか。電子情報通信関係学科は関係しそうなものの、機械系の学科は関係なさそうである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月11日 (火)

新旧大学比較(7)

 20年でどんな技術が変わっただろうか。技術以前に世の中はどう変わっただろうか。

 最大の変化は、スマートデバイスとネットの普及だろう。技術が生活様式と世の中を変えてしまった。

 諸君が持っているスマホは、電話とカメラとメモとゲームとPCを足し合わせたものである。それがネットと繋がると、たいていのことは検索できるし、あらゆる人と繋がることができる。iPhone7からは財布やスイカ代わりにもなり始めた。スマホを忘れると、どこにも行けなくなりそうだ。また、スマホを使ったソーシャルネットやラインでコミュニケーションの取り方も変わった。

 全てを変えた感があるスマホとネットを前提にして、授業内容を変えないといけないだろうか。電子情報通信関係学科は関係しそうなものの、機械系の学科は関係なさそうである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月10日 (月)

新旧大学比較(6)

 これから授業は変わろうとしている。どう変わるのだろうか。

 変わるのは内容とやり方である。まずは内容について。

 実際に100年間、教える内容が変わらないということはあり得ない。中高の授業内容も、科学の進歩によって内容を変えて行く。教師も自分の担当授業は、その時点で最先端のものを取り入れるように努力している。だから、いつまでも古い内容を教えているということはない。変わる可能性のあるのは、科目そのものである。何を授業科目にするかは、一度決めるとなかなか変わらない。本学の授業科目が決まってから20年程になる。20年も経てば見直しするのが当然だろう。

 20年経っても、100年経っても、ニュートン物理は変わらない。しかし、20年経てば、技術は変わる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月 9日 (日)

新旧大学比較(5)

 昔とは随分違った授業になったことは、諸君にもわかったと思う。実は、これからの授業は更に変わるのである。

 僕は授業が変わったと思っているものの、昔から教師をしている先生はあまり変わったとは思っていないようだ。なぜなら、次の笑い話が大受けするからである。

 100年寝ていた男の話。100年間、居眠りをしていた男が目覚めると、世の中がすっかり変わっていて驚いた。道路に馬や馬車はおらず、四角い箱が沢山走っている。空を見上げれば、羽根のある物体が飛んでいる。家族にどうなったか聞こうと思って電話を借りたら、薄っぺらなダイアルのない画面を渡されて途方に暮れる。そうだ、現代社会について一から勉強し直そうと思った男は大学に入学した。そして授業を受けると、大学の授業だけは何も変わっていなかった。

 基礎物理や機械力学なら、100年前と内容は同じだろう。そして、教師が黒板の前でべらべらしゃべって板書するスタイルも同じなのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月 8日 (土)

新旧大学比較(4)

 授業が変われば、教師も変わらざるを得ない。昔の教師と今の教師で何が違うのだろうか。

 恩師の一人が、教師は喋るのが仕事と言っていた。昔は自分の知識を喋りさえすれば良かった感がある。

 今は違う。喋るだけでは駄目だ。学生の反応を見て喋り方を変えなければならない。喋るだけでは駄目で、黒板にしっかり板書しないといけない。しっかり板書するためには、授業前にしっかり授業計画を立てないといけない。実際、今の教師は授業前には必ず予習をする。去年と同じ内容をそのまま繰り返す教師はいないのではないだろうか。毎年、学生の傾向が変わることもあるし、その年のそのクラスの理解度に合わせた内容と説明の仕方に変えないといけないからだ。

 今の教師は、諸君にいかにわかってもらえるかに腐心しているのである。だから、授業を受けてわからない所があれば、わからないと言うと教師は喜ぶはずである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月 7日 (金)

新旧大学比較(3)

本学でよく学長が主張している授業方針にこういうものがある。教師が何を教えたかではなく、学生が何を学んだかが重要である。

 まさしく、昔の大学は教師が何を教えたかが重要だった。学生が学んだかどうかは試験で判定するだけだった。

 だから、試験の範囲さえわかれば、学生は授業に出る必要がない場合もあった。教科書を独学で勉強すれば良いのだ。毎回、宿題が出る授業もあって、そういう授業は出席して宿題を提出しないと通らないので必ず授業に出た。そうでない科目は、授業に出た記憶が薄い。今の授業は、たいてい前回の復習から入る。学生が勉強したことを思い出させるのだ。授業内容は教科書がないものも多い。教師のオリジナル資料で勉強するのである。だから、授業に出ないとわからなくなる。授業が終わりに近付けば、今日の復習をして学生の学びを確認する。当時から思えば、夢のような授業である。

 それでもまだ足りなくて、最近言われているのがアクティブラーニングである。いかに学生が自主的に勉強するかが問われるようになっている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月 6日 (木)

新旧大学比較(2)

 シラバスで授業を受ける前から半年間の講義内容がわかる様になった。違っていたのはそれだけだろうか。

 実は、シラバスどころではない大きな変化があった。教員の授業のやり方自体が大きく変わっていた。

 昔は、教員が自分の専門を自分のペースでしゃべりながら、適度に板書していた。学生がわかったかどうかなど、微塵も気にしていないようだった。ところが、現在の本学の授業は、教員が本気で学生がわかったかどうか気にしている。わかるようにしゃべり、わかるように板書している。わからない学生が授業後に直接質問できるオフィースタイムも設けている。形だけでなく、オフィースタイムを利用する学生も多い。

 極端に言えば、昔は講義はテスト範囲を確認するだけのようなものだった。幸い、全ての授業に教科書が指定されていたので、教科書を使って復習することはできた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月 5日 (水)

新旧大学比較(1)

 大学に赴任して丸4年経った。4月から5年目となる。

 大学と会社はずいぶん違う。この違いは、諸君が卒業して会社に入ればわかるだろう。

 それでは、僕の学生時代の大学と現在の大学のどこが違っていただろうか。一番違っていたのは授業である。教員が時間をかけて準備している。シラバスでしっかり計画と課題が示されている。昔はこんなことはなかったのである。極端な場合は、授業に出て初めて今回は何をやるかがわかるというものだった。半年間の間にどれだけやるかもわからず、15回の授業が終わったところまでが試験範囲というものもあった。

 大学の授業は予習・講義・復習が3点セットになっている。したがって、予習するためにシラバスは非常に重要である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月 4日 (火)

有名な卒業式での祝賀スピーチ

 卒業式の挨拶スピーチとして有名なものが、スティーブ・ジョブズが2005年のスタンフォード大学の卒業式で話したものである。以前にも紹介したものの要約である。

 スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学を中退した。しかし、在学中に出席した授業が、後のマック・フォントの開発にとても役にたったそうだ。

 そのことから、学生時代に学ぶ授業をドット(点)とすると、在学中に学んだことは何に役立つかわからない。ところが、卒業して振り返ると、それらのドットが繋がり線となり、今の自分のためになっているのがわかるというのである。スピーチ中では、You can't connect the dots looking forward. You can only connect them looking backward. と言っている。学んだものは必ず役に立つのである。

 僕も学生時代は何の役にたつかわからず勉強したことが、社会に出てから大いに役立った。それは専門科目だけでなく、一般教養時代の科目についてもとても役立った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月 3日 (月)

卒業生への挨拶

 新入生への挨拶をまとめたので、謝恩会での卒業生に向けた挨拶もまとめておく。酔ってしまって、あまり覚えていない。

 卒業おめでとう。僕がここに赴任したのも、諸君が入学した4年前です。この諸君の4年は幸せな4年間だったと思う。卒業研究こそ少し違ったところはあったかも知れないが、諸君が学んだことは全て正解がわかっていることばかりだった。社会に出ると、正解のわからない問題を解いていかないといけない。

 学問で教えられるのは、正解のわかっているものだけで、それは経験的に工学分野であっても、10%も行ってないように思う。だから、成功するとは限らないし、失敗することもある。正解はないのだから仕方ない。その中でどの様に育つかが重要になって来る。そういう意味で、失敗を次の成功に活かす生き方をやって欲しい。

 10%の正解の出し方が必要になったら、いつでも大学に遊びに来てくれれば良い。そのときに、諸君の失敗談を聞かせて欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月 2日 (日)

新1年生へのあいさつ

 新1年生との顔合わせがあった。そのとき話した内容をまとめておく。

 みなさん、こんにちは。まず初めにお願いしたいことは、ノートを取ることです。ノートを取る習慣を付けておくと、会社に入ってからも役立ちます。どんなときにもノートを取る。今日、先生方の話も記録しましょう。ノートを取るコツは、とにかく何でもひたすら書くことです。先生のおやじギャグも記録しましょう。あのとき、こんな面白くないギャグを言ったと思い出すだけで、エピソード記憶となって、そのときの内容が思い出すことができます。

 さて、みなさんは大学に入学され、高校の就職した同期より、社会に出るのが4年、大学院に進学すれば6年伸びた訳です。その間にぜひやって欲しいことは、大学時代にしか経験できないことを積極的に経験して欲しいということです。会社に入ると、仕事仕事の毎日になって仕事しかできなくなります。せっかく大学に入ったのだから、勉強以外にも熱く青春を謳歌してください。

 とは言うものの、やはり大学では勉強が一番大事です。高校と違って、授業科目毎の単位取得が重要になります。大学の授業は、予習・講義・復習で成り立っています。時間がなければ、予習よりも復習に重点を置きましょう。復習は毎回、5分でも良いので必ず行うことです。そうすると、忘却曲線の値が上がって、忘れにくくなります。

 最後に、大学は高校時代のように、先生が細かく生活面を指導してくれません。自主に任されます。もう大人の年齢なので仕方ありません。大人なので、それなりの礼節も意識してください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月 1日 (土)

自動運転時のテイクオーバー(7)

 今回の検討で、TTC7秒と5秒でのテイク・オーバーは、ドライバ挙動、車両操作とも異なったものになるということがわかった。TTCが短い方が車両操作は乱雑になることもわかった。

 今後の予定として、乱雑になった操作が不安全といえるかどうかの検討が挙げられる。不安全といえない程度の乱雑さであれば、TTC5秒でもまだ余裕があることになる。

 自動運転中のドライバの状態は、フット・オフ、ハンズ・オフ、アイズ・オフを試した。しかし、レベル3ではブレイン・オフになる状況もあるため、ドライバをその状態にした実験も必要になる。ハンズ・オフ状況では、適正な運転姿勢を保持していないことや、想定外の作業を行うことも考えられる。更に、今回の実験は単独走行での状況であり、他車両と並走する実際的な状況での検討も必要となる。

 これら想定される状況下でのドライバ挙動や車両操作の変化を調べ、適切にテイク・オーバーが行える条件を明確にしていきたい。また、TORの手段によるドライバ挙動や車両操作への変化も検討していきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年3月 | トップページ | 2017年5月 »