インフィニティQX50
2017トップ10カーの9代目は、インフィニティQX50である。やっと日本車の登場となった。
これまで紹介したトップ10カーは全て量産モデルだった。しかし、このQX50だけはデトロイト・ショーで紹介されたコンセプト・モデルで量産モデルではない。
それでもトップ10カーに選ばれたのは、間もなく量産される技術を持っていると判断されたからである。その注目された技術が、可変圧縮比エンジンである。エンジンの圧縮比は固定という常識を打ち破って、日産は8:1から14:1まで圧縮比を変えられるエンジンを発表したのだ。このVCターボと名付けられたエンジンは、ピストンとクランクを固定したコンロッドで結合せず、リンク機構で接続することにより、ピストンストローク長を変えて圧縮比を可変とすることができるものである。2000ccの直列4気筒ながら、266馬力もの最高出力を誇り、燃費も前モデルより27%も向上するという。
日産が開発に20年もかけて完成させたエンジンである。日本でも発売されることを願いたい。
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