« 新型火星探査ローバー | トップページ | 工場ロボットのハッキング »

2017年5月17日 (水)

安全システムの効果

 自動車の安全技術がどの程度有効かを見極めることは難しい。IEEE Spectrum では3つの安全プロジェクトを例に有効性をコメントしている。

 一つ目は、最先端の運転支援システムとして、歩行者と自転車を検出可能な自動ブレーキの効果である。このシステムが全ての車両に搭載されれば、欧州では7.5%の事故を減少可能と推定されている。

 しかし、その推定値はセンサが適用される状況で歩行者や自転車が現れればということであり、予想外の行動を取る歩行者や自転車に対する事故防止効果は疑問である。なぜなら、二つ目に紹介するABSの黎明期がそうだったからである。1980年代、メルセデスが初めてABSをデモしたときは大いに歓迎された。保険料の軽減も行われた。そして、ABSが普及して事故率が低減されるとの期待は裏切られた。ABSはカーブの走行速度を上げただけだった。その後、ECSへと発展し事故率低減効果は上がる可能性が出てきた。

 三つ目が渋滞の解析プロジェクトで、ドライバの反応遅れが自然渋滞を起こすことがわかっている。そのため、自動運転になれば人間のドライバのような自然渋滞は起こさなくなるのではと期待されている。

|

« 新型火星探査ローバー | トップページ | 工場ロボットのハッキング »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/16253/70583386

この記事へのトラックバック一覧です: 安全システムの効果:

« 新型火星探査ローバー | トップページ | 工場ロボットのハッキング »