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2017年6月20日 (火)

メンター・グラフィックスDRS360

 1981年に創業したアメリカの電子系設計ソフトウエア会社メンター・グラフィックスは、最近、DRS360という組込システムを発表した。レベル5の自動運転をサポートするシステムである。

 これまでは、レーダーやカメラ等による環境認識と制御は個別のコンピュータで行われていた。しかし、DRS360はレーダーやカメラの信号を直接入力し、自動運転に必要な処理を行うことが特徴である。

 環境認識センサには、レーダ、ライダー、カメラ等いろいろあるものの、DRS360はこれらのセンサの生データを入力し、リアルタイムに処理して融合する。レベル5の自動運転を現状の自動車のまま実現しようとすると、車載ECUが150個も必要になるかも知れない。しかし、DRS360は150個にも達するECUの処理を、たった1個でこなしてしまうのである。その他にも、ISO26262に求められる実装水準も満たしており、このまま量産が可能なように設計されている。

 DRS360が自動車会社の量産に採用されるかどうかはわからないものの、研究開発段階で検討することは間違いないだろう。同様に、各社はNVidiaのシステムも検討するはずである。

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