« ソニーの新型ロボット「トイオ」 | トップページ | シリコンバレーの雇用状況 »

2017年6月16日 (金)

走行しながら充電できるワイヤレス充電

 スタンフォード大学の電気工学科シャンフィ・ファン教授は、移動体にも使えるワイヤレス充電方式を研究している。最大のターゲットはEVである。

 移動中に拘らなければ、ワイヤレス充電のEVは実現可能である。ファン教授が研究している方式を使えば、走行しながら充電できるようになるのである。

 ワイヤレス充電は通常、送信側と受信側のお互いの位置を固定し距離を一定にして行う。そのため、充電箇所で停止していなければならない。ファン教授は、磁気共鳴現象を利用し、移動しながらでも充電可能な方式を研究している。原理的に、送信側と受信側のコイルが同一であれば、パリティ時間対称性として知られている量子物理特性のためコイル間の距離の関係がなくなる。ファン教授が研究している方式はこの原理を利用して、送信側と受信側のエネルギー伝達効率を最大にする周波数を自動的に選択するものである。既に、移動する受信コイルに取り付けたLEDを点灯し続けさせる実験に成功している。

 LED点灯実験に必要な電力が1ミリワットに対し、EVに必要な電力は数十キロワットである。ファン教授は原理的に電力が上がっても問題ないとし、今後の研究開発が期待されている。

|

« ソニーの新型ロボット「トイオ」 | トップページ | シリコンバレーの雇用状況 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/16253/70868981

この記事へのトラックバック一覧です: 走行しながら充電できるワイヤレス充電:

« ソニーの新型ロボット「トイオ」 | トップページ | シリコンバレーの雇用状況 »