« ライダー(2) | トップページ | ライダー(4) »

2017年7月14日 (金)

ライダー(3)

 自動運転になって、なぜライダーが必要になったのだろうか。運転支援システム時代のセンサーから考えてみよう。

 運転支援システムは、ドライバーの不注意をサポートすることが基本である。不注意が原因で、事故の件数も最も多いものが追突事故である。

 追突事故の検出対象は、前方走行車である。つまり、前方走行車との車間距離が計測できることが、運転支援システム時代には最重要項目だったといえる。前方走行車が認識でき、車間距離が計測でき、追跡できるようになると、追従走行も可能となる。すると、車間距離制御型クルーズコントロール(ACC)が可能となる。前方走行車の認識に限れば、レーザレーダよりも電波レーダの方が性能が良かった。電波レーダの方がレーザレーダより測距離が長く、FMCW方式では1回の計測で相対速度も検出できるため、ACC制御には都合が良い。そして、カメラで走行車線が認識できれば、ステアリング制御が可能となりレーンキーピングアシストが可能となった。すると、自動運転のレベル2が見えて来る。

 これをレベル3まで進化させようとすると、電波レーダでは難しくなる。なぜなら、レベル3はシステム側が環境認識しなくてはならなくなり、自動車だけでなく、歩行者、自転車、バイクからガードレール、電柱等も検出対象となり、主に金属に反応する電波レーダでは対応が難しくなった。

|

« ライダー(2) | トップページ | ライダー(4) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/16253/71130125

この記事へのトラックバック一覧です: ライダー(3):

« ライダー(2) | トップページ | ライダー(4) »