« チップ殿堂(4)4004 | トップページ | チップ殿堂(6)KAF-1300 »

2018年7月12日 (木)

チップ殿堂(5)68000

 4004は4ビットCPUで、その後8ビットの8008が開発され、16ビットの8086、8088とインテルの快進撃が続いた。16ビット時代のこれの対抗馬がモトローラの68000である。

 モトローラの8ビットCPU6800は、インテルの8008より洗練され好評だった。しかし、次世代の16ビットCPUには出遅れてしまった。

 そのため、8086の2倍以上のトランジスタ数68000個を搭載する16ビットCPUを開発したのである。8086は8008との互換性を考慮したため、使い方が複雑なところがあった。これに対し、68000は6800との互換性を捨て、16ビット専用設計としたため学習が用意で開発者に好まれた。IBMのPC開発者は自社のCPUよりも68000を使いたがっていたほどである。IBMPCは8088を搭載することになった。68000を搭載したのがMacintoshである。68000が最も成功した分野は組込みシステムであり、工業制御システムではインテルよりもモトローラの時代となった。

 68000は、紙と鉛筆を使って設計された最後のプロセッサーとも言われている。開発チーム内には、フローチャートや制御ロジックが書かれたコピーが配布されていたそうだ。

|

« チップ殿堂(4)4004 | トップページ | チップ殿堂(6)KAF-1300 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/16253/73846377

この記事へのトラックバック一覧です: チップ殿堂(5)68000:

« チップ殿堂(4)4004 | トップページ | チップ殿堂(6)KAF-1300 »