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2018年7月 9日 (月)

チップ殿堂(2)8088

 全米上位500位企業を、特集を始めた雑誌社の名を冠しフォーチュン500という。インテルをフォーチュン500に進化させたのが、8088である。

 IBM・PCの心臓となったインテル初めての16ビットCPUが8086である。これにより、諸君が今でも使っているX86アーキテクチャが確立した。

 実は、8088は先に発表された8086の廉価版である。廉価にするため、8088は外部アドレスバスを8ビットに落としている。これを量販タイプのIBM・PCに搭載したのである。IBMのエンジニアは自社のPCにモトローラ6800を搭載したかったそうだ。しかし、経営陣の判断もあり、廉価な8ビットハードウェアと完全な互換性があり、さらに高速な処理が可能な16ビットプロセッサへのスムーズな移行を実現させることにした。

 8088を搭載した最初のIBM・PCは、3000ドルのモデル5150である。このモデルが現在の全てのPCの先祖となったのだから、8086の廉価版とはいえ8088は優れていたといえる。

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