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2018年7月 6日 (金)

中国の原子力発電

 東芝が買収したアメリカのウェスティングハウスは、第三世代と呼べる新しい加圧水型原子炉AP1000を開発した。このAP1000が中国で稼働し始めたのである。

 これまで、数10年にわたる工事を続け、中国でのAP1000は欠陥や遅延、コスト超過、開発中の犠牲を乗り越えてやっと完成した。設計はアメリカで行われ、建設稼働は中国の三門で6月30日から電力を供給し始めたのである。

 AP1000は偶発的なシャットダウン時に、受動的に冷却するように設計されている。そのため、理論的には福島第一原発事故を回避できるといえる。しかし、アメリカのジョージア州とサウスカロライナ州で原子炉を持つ電力会社が破産宣告し、中国での稼働の方が早くなってしまった。アメリカでの再会はまだ先になるため、当面中国での稼働状況を見守ることになるだろう。政府筋は、アメリカの原子炉開発が遅れ、中国が先行することに脅威を感じているらしい。中国の原子炉はこれまでフランス型を採用しており、AP1000はその後継と見られている。

 中国での原子炉は3基あり、3.3GWの発電量となる。ところが、中国での太陽光発電は既に53GWにも達し、原子力発電による発電量は再生可能エネルギーに追いついていないのである。

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