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2018年7月 4日 (水)

分子を操作するナノテクノロジー

 ナノテクノロジーというと、ナノスケールの機械が分子を組み立てることを想像できる。実際、IBMは1990年にスキャニングプローブ顕微鏡(SPM)を使ってキセノン原子を操作した。

 原子の操作は成功しているのに、分子を動かすという話は今まで成功しなかった。そして、やっとドイツの科学者チームが、自然にはあり得ない位置に分子を込むことに成功した。

 この科学者チームが所属しているのは、ドイツのペーター・グリューンベルク研究所である。血小板状のペリレンテトラカルボン酸二無水物(PTCDA)分子を、SPMを使って銀の上に縦方向に立つように配置したのである。PTCDAは通常、銀の上に横たわるようにしか組成できない。この操作に研究所では10年もの研究を要したのである。

 この研究を達成した研究者は、この成果は計り知れない可能性を持つと言っている。なぜなら、この操作で動かした分子の位置は、熱力学の法則に従っていないからである。

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