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2018年9月28日 (金)

ドライバ状態(38)

 乗車時の視覚を工夫することによって、酔い防止に使えることもわかっている。実験的にも確認できており、被験者を回転させ同方向に回転する視界を与えると酔いが強まり、静止視界や逆方向に回転する視界を与えると酔いが弱まる。

 ただし、これは半規管が刺激される回転振動のときのみ有効である。つまり、視覚は前庭感覚に強く影響を与えるということになる。

 この特性を利用すると、車酔いを防ぐ車載ディスプレイを考えることができる。カーブ時に車載ディスプレイを見ていると酔いが発症する。これはディスプレイを見ているため前方景色が見えないため、運転予測ができないためと考えられる。そこで考えられたのが、ヨーレートに応じて画面表示を射影変換するものである。画面を平面と見立て、見る方向を変わったように射影変換すると、車両運動の方向(カーブの向き)がわかるのである。こうして画面を変形させると、酔いが緩和するのである。

 乗車時にスマホだけを見つめていると同様に酔いが発症する。スマホの表示画面全体をヨーレートによって射影変換させると、酔いが軽減することも確認できてる。

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