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2018年10月 1日 (月)

運転中のインタラクション(1)

 ドライバ状態の次は、運転中のインタラクションについて連載する。近年の高度な車載機器では、ドライバとのインタラクション研究が不可欠だからである。

 インタラクション(interaction)とは、インター(inter)とアクション(action)を合成した造語である。要は、相互作用、交互作用、相互交流という意味合いになる。

 運転中のインタラクションでは、まず、これに関わる人間特性を知っておく必要がある。その中で、最も重要なものが反応時間である。刺激が提示されてから反応するまでの時間を反応時間と定義し、刺激をトリガー信号と呼ぶ。反応時間を調べるタスクとしては、単一刺激に対して単一反応をみる単純反応タスクと、刺激の内容に応じて複数の選択肢から選ぶ選択反応タスクがある。刺激数と選択肢の数が増えると反応時間は長くなり、Hickの法則では選択肢の数+1の対数に反応時間が比例するとされる。これが選択肢のエントロピー量となる。

 トリガー信号から反応までを試行(Trial)と呼び、試行間の時間を試行間隔時間ITI(Inter Trial Interval)と呼ぶ。ITIを一定にすると被験者が次の刺激を予測してしまうため、ランダムに変動させることが肝心である。

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