« 運転中のインタラクション(56) | トップページ | 運転中のインタラクション(59) »

2018年12月 6日 (木)

運転中のインタラクション(58)

 カーナビやスマホ等の持込機器の画面を見ながら運転する状況は、不安全である。なぜなら、本来安全運転に必要なタスクが、持込機器等の画面注視によって干渉されるからである。

 この状況で注意散漫になることを、ディストラクションという。ディストラクションの状況は明確なものの、研究者による定義は千差万別になっている。

 ディストラクションの定義が千差万別になるのは、人間の注意の特徴が複雑だからである。注意の特徴を大別する範疇としては、注意の持続性、注意の範囲、注意の活動性、注意の選択性がある。一つのことに対して長く注意を維持することができないため、持続性が特徴となる。また、注意を向ける方向や範囲には限りがあるため、注意の範囲が特徴となる。更に、興味あるものには注意が集中し、単調な繰返し作業では注意が低下するため活動性が特徴となる。そして、人は一度に多くのものを知覚できないため、注意の選択性が重要となるのである。

 ディストラクションはこれら注意の特性のどれを重要視するかによって、定義が変わるのである。また、覚醒度や体調にも影響される。

|

« 運転中のインタラクション(56) | トップページ | 運転中のインタラクション(59) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 運転中のインタラクション(58):

« 運転中のインタラクション(56) | トップページ | 運転中のインタラクション(59) »