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2018年12月18日 (火)

運転中のインタラクション(69)

視認行動と同様に、実路での運転成績(パフォーマンス)を車両情報から測定して視認操作ディストラクションを計測可能である。何も機器を操作していない状態での運転成績と、対象機器を操作している状態での運転成績を比較することが基本である。

 運転成績には、ペダル操作による縦方向の指標と、ステアリング操作による横方向の指標がある。これらの成績が、対象機器を操作中にどう変化するかをCAN情報等から測定するのである。

 例えば、定速走行中ではラジオ等の機器操作によりふらついたとしよう。すると、これは車線内の横位置が変位計測により、安全性に係る項目を直接測定したことになり、妥当性の高い指標といえる。縦方向の成績を見るには、追従している先行車との車間距離の変化を見てもよいし、単純に定速走行指示に対する速度変動を見てもよい。ただし、縦方向の場合はタスク遂行に要する総時間TTT(Total Task Time)が結果に影響を及ぼすことがある。すなわち、TTTが短いと、連続事象への反応の変位量が小さくなることがある。そのため、視認操作タスクのTTTを測定し、運転成績とのトレードオフ関係を確認する必要がある。

 運転成績を計測する手法は妥当性の高い指標ではあるものの、視認操作ディストラクションの質的差異が運転成績の何に反映されるか把握しておくことが必要である。また、他車両等の外界の状況によっても変化するため、交通状況も記録しておかなければならない。

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