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2018年12月20日 (木)

運転中のインタラクション(72)

 LCT法は全体的な運転行動からディストラクションを推定した。これに対し、検知反応に特化したものが、検知反応課題法DRT(Detection Response Task Technique)である。

 DRTは、評価対象のタスクとともに刺激に対する反応を求める二重タスク状況と、DSで走行中にこの二重タスクを行う三重タスク状況を設定する。この状況で刺激に対する検知反応時間や誤反応数を計測する。

 DRTでは刺激提示に視覚、聴覚、触覚を用いる。DRTもISO化するため、3種類の刺激提示方法が検討されている。これらは、頭部を動かしても常に視覚に視覚刺激が提示できるように眼鏡に一体化したLED表示器による方法、フロントガラスにリモートでLED表示を行う方法、ドライバの左肩に触覚刺激を提示する方法である。タスクの実行中にこれらの刺激を提示して成績の変化をみるのである。よって、タスクの遂行中にいつ刺激を提示するかにより成績が異なる可能性があるため、刺激の提示感覚や頻度、強度が重要となる。

 DRTは、視認操作や認知的ディストラクションを伴う課題間の差の検出力が高い。しかし、検出力を高めるためのDRTの要件を明確化するという課題がある。

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