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2018年12月16日 (日)

運転中のインタラクション(68)

 視認と手操作を含む視覚操作ディストラクションや、全てを含む視認操作ディストラクションは直接評価法が実施可能である。DSや実走行で運転しながら、視認操作タスク実施時のドライバの視認行動、運転パフォーマンス、主観評価、生理指標を測定するのである。

 視認行動の計測は、車室内に設置したビデオで記録したドライバの視線方向や行動を記録し解析する。アイトラッカーで視線を計測することもある。

 視認行動の測定項目としては、一連続の視認操作タスク遂行中に、表示装置を確認した頻度と持続時間がある。具体的には、総視認時間TGT(Total Glance Time)と一回の視認時間の平均値SGT(Single Glance Time)を測定する。これを用いると、日本自動車工業会の「タスク完了までの画面視認時間が8秒を超えないこと」というガイドラインが評価可能となる。同様に、米国自動車工業会のガイドライン「視認操作タスク実施時のSGTが2秒を超えないこと」や「総脇見時間が20秒を超えないこと」も評価できる。

 視認行動は安全性の妥当性を評価するディストラクションの評価指標となるものの、ディストラクションの質的差異がSGT、TGT、視認回数というどの指標に反映されるかは不明である。該当タスクを改善するときこの反映度は重要な情報となるため、これが視認行動評価の改善課題である。

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