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2018年12月 4日 (火)

運転中のインタラクション(55)

 米国ではNHTSAが指示し、米国自工会AAMが2000年にガイドラインを発行した。2002年には1回の視認時間が2秒を超えないこと、2006年にはタスク完了までの総視認時間が20秒を超えないことという規定が追加された。

 2010年、NHTSA自体が情報機器の持込による注意散漫を防止するため、Driver Distraction Program を発表した。これは、2011年に視認操作ガイドライン、2013年に持込機器のガイドライン、そして2014年に音声インタフェースのガイドラインを発行するというものだった。

 ところが計画が遅れ、2013年に視認操作ガイドラインが発表された。これはAAMのガイドラインよりも厳しく、単に情報通信機器だけへの適用ではなく電装品全般に及ぶものだった。例えば、AAMでは車速5km/hまでの停止と定義していたものを、AT車はPレンジ、MT車はニュートラル+パーキングブレーキ時が停止と厳格化された。そのため、ユーザが車載機器に不便を感じ持込のスマートフォンを多用する結果となり、かえって安全性が損なわれることになるのではという懸念が持たれている。

 NHTSAのガイドラインは自工会やESoPに比べても厳しいものである。ただし、唯一、自工会の総視認時間が8秒以下に対し、NHTSAが12秒以下とあるところだけが緩い。

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