« 運転中のインタラクション(76) | トップページ | 運転中のインタラクション(78) »

2018年12月25日 (火)

運転中のインタラクション(77)

 運転支援システム登場以前の警報は、オイルの残量警告等のドライバへの行動変容を即刻求めるものではなかった。そのため、車間距離警報とオイル残量警告と提示方法を変え、意味合い等が競合しないようにしなければならない。

 警報のレベルは、被害の大きさの重大度(Criticality)と差し迫る事態の緊急性(Urgency)が考慮される。これらを総合的に考えて警報間の優先度(Priority)を付け、競合しないように設計する。

 更に警報レベルを考えると、被害の程度によって狭い意味での警報(Warning)と注意喚起(Caution)に分けることができる。米軍のMIL規格では、Warningとは直ちに危険回避行動すべき信号、Cautionは直ちに注意を向け状況理解すべき信号と定義されている。また、特に行動を起こす必要がなく理解だけでよい情報は Advisory Signal としている。そのため、警報を3段階に区別して提示することが一般的である。レベルの違いを提示する方法として、MIL規格では色と点滅に関し、Warningは赤色・2~10Hz点滅、Cautionは黄色・2Hz点滅を規定している。また、文字で表示する場合MILは警報表示のラベルをDanger, Warning, Caution, Noticeの4段階に分けるものとしている。

 警報レベルの違いは、HUDとメータに分けるように表示位置の違いでも表現可能である。そして、警報音の周波数と音圧をレベルによって変化させることもよく使われる。

|

« 運転中のインタラクション(76) | トップページ | 運転中のインタラクション(78) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 運転中のインタラクション(77):

« 運転中のインタラクション(76) | トップページ | 運転中のインタラクション(78) »